昨日のウインブルドン選手権のシングルス2回戦に出場した錦織圭は勝ちましたが、添田豪は惜しくもデルポトロに敗れました。
ATPランキング20位の錦織圭が137位のフローレン・セラ(Florent Serra)に6-3,7-5,6-2のストレートで勝利。
第1セットの立ち上がりはサービスゲームをブレークされる展開でしたが、その後は調子を上げて錦織ペースに。相手のショットが甘くなるとすかさず高い打点からウイニングショットを決めていました。格下相手と言うこともあり、危なげのない戦い方でした。
3回戦は添田を破った第9シードでATPランキング9位のフアン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro)との対戦となります。過去の対戦成績は2敗ですが、2008年と2009年の対戦なので今の錦織なら十分に勝てるチャンスはあると思いまが、もう少しファーストサーブの確率を上げないと厳しいと思います。
ATP Head-To-Head.Kei Nishikori vs Juan Martin Del Potro
試合後にはコートサイドで観戦していたIMGアカデミーのニック・ボロテリーが錦織を激励していました。
錦織圭公式ブログ
ATPランキング58位の添田豪は第9シードでATPランキング9位のフアン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro)に2-6,3-6,6-1,4-6で敗れました。
2セット目の後半までは完全なデルポトロペース。198cmの長身から200kmを超えるサーブをバシバシ決められ、甘いリターンは高い打点からフラットに叩きつけられて決められてしまうと言う全く歯が立たない試合展開でした。
第2セットの後半になって、添田がサービスゲームをキープできるようになって安定してきてからは徐々に互角の展開に。添田の速くて低い本来のストロークが決まりだし、デルポトロが苦労するようになりました。
第3セットは少し出だしからデルポトロが少しペースダウンした事もあるかもしれませんが、添田がブレークを奪って一方的な展開で6-1でセットを奪いました。デビスカップのクロアチア戦でのドディグに対する大逆転勝ちを思わせる展開に。
デルポトロのサービスで始まった第4セットはお互いにサービスキープの緊張感のある展開でしたが、4-5で迎えた添田のサービスゲームでいきなりダブルフォルトをしてしまいました。プレッシャーに負けてしまったのか、次のポイントでもストロークが大きくエンドラインを割ってしまいました。このようなミスはトップ10の選手には致命傷となります。結局このゲームを落として敗戦となりました。勝負どころで精神的な弱さが出てしまったようです。非常に残念な敗戦でした。
今回の戦いぶりからはサーブもストロークもトップ選手に決して見劣りしないことが実証されたので、これからの試合が楽しみです。次の全米オープンでの戦いに期待します
添田豪 公式ブログ
198cmを超える長身でギリシャ彫刻を思わせる風貌のデルポトロはその姿だけで絵になります。
次の錦織との対戦は見逃せません。
ウインブルドン選手権公式サイト