フランスのパリで開催中の全仏オープンテニスのシングルス2回戦で錦織が勝利し、奈良、土居は敗退しました。
ATPランキング5位で第5シードの錦織圭(Kei Nishikori) が 40位のトマス・ベルッチ(Thomaz Bellucci)に7-5、6-4、6-4で勝ちました。
キャリアハイ21位で188cmの長身のサウスポーの初対戦の相手に対して、錦織は最初はなかなか攻略できませんでしたが、徐々に相手のボールに慣れてきて後半は錦織ペースとなりました。
最近の錦織は格下の相手には取りこぼしがなくなり、安心して見ていられます。
3回戦では48位のベンジャミン・ベッカー(Benjamin Becker)との対戦が予定されていましたが、ベッカーが棄権したため不戦勝で4回戦に進みました。
4回戦では43位のルカ・ロソル(Lukas Rosol)と74位のテイムラズ・ガバシュビリ(Teymuraz Gabashvili)の勝者と対戦します。
ロソルとの過去の対戦成績は錦織の1勝0敗。2012年以来3年ぶりの対戦となります。
ATP Head to Head: Kei Nishikori vs Lukas Rosol
ガバシュビリとの過去の対戦成績は錦織の3勝1敗。
今年のバルセロナのクレーコートでストレートで勝っています。
ATP Head to Head: Kei Nishikori vs Teymuraz Gabashvilil
どちらの選手が勝ち上がって来ても、休養十分の錦織が負けることは無いと思われます。
シード選手が順当に勝ち上がると準々決勝で4位のトマス・ベルディヒ(Tomas Berdych)との対戦が予想されます。
ベルディヒとの過去の対戦成績は錦織の3勝1敗ですが、クレーコートで1敗しています。
ATP Head to Head: Kei Nishikori vs Tomas Berdych
この戦いを有利に進めるためにも、4回戦はストレートで勝ちあがりたいところです。
準々決勝を勝ち上がると、準決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer)との対戦が予想されます。
フェデラーとの過去の対戦成績は錦織の2勝3敗ですが、クレーコートでは錦織が1勝しています。
ATP Head to Head: Kei Nishikori vs Roger Federer
見逃せない戦いが続きます。
女子選手ではWTAランキング55位の奈良くるみ(Kurumi Nara)が 13位で第13シードのルーシー・サファロバ(Lucie Safarova)に2-6、0-6で敗退。
155cmの身長の奈良では仕方ないことですが、威力の無いサーブを厳しい強打でリターンされ、ほとんどサービスゲームをキープできずに全く試合になりませんでした。
奈良は下位の選手には取りこぼしがありませんが、トップランクの選手を負かすのは体格的に難しそうに思います。
112位の土居美咲(Misaki Doi)が 7位で第7シードのアナ・イバノビッチ(Ana Ivanovic)に6-3、3-6、4-6の逆転で敗退。
本当に惜しい試合でした。
出だしから土居はサービスが深くコースも上手く散らし、ストロークはライン際に厳しいショットが決まっていました。土居はイバノビッチのバックにボールを集めてミスをさせる展開で、中盤までは完全に土居のペースでした。
本当に紙一重の勝負でしたが、土壇場に追い込んでも勝たせてくれないのがトップランクの選手。勝負どころで精度・パワーを一段上げることが出来ないと、このランクの選手に勝つことは出来ません。
負けましたが、次に期待を持たせてくれる試合でした。
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