全豪オープンテニスのシングルス4回戦で、錦織圭がフェデラーに敗退しました。
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ATPランキング5位の錦織圭(Kei Nishikori)が17位で第17シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer)に7-6、4-6、1-6、6-4、3-6のフルセットで敗退。
この試合、第1セットの戦い方が試合結果に大きく左右したと思われます。
フェデラーのサービスゲームで始まった第1セット、出だしからストローク好調の錦織ペースでフェデラーのサービスゲームを2連続でブレークし4-0。
ここから、お互いにサービスゲームをキープして5-2。7ゲーム目ではフェデラーがラブゲームキープ。フェデラーの調子も徐々にアップしてきました。
ここで、プレッシャーを感じたからなのか大きくリードしている安心感からなのか、次の錦織のサービングフォーザマッチのゲームで、15-0からのアドサイドでゆるいスライスサーブを打ってネットダッシュしてアウト、30-15でもサービスでネットダッシュして今度はネット。その後きわどい判定もあって、このゲームを落としてしまいました。
フェデラーのバックサイドをトップスピンやスライスのバリエーション豊富なストロークで攻めて優勢に進めてきた錦織が、このサービスダッシュで自らリズムを崩してしまいました。このセットは結局はタイブレークで錦織が取りましたが、ここでの消耗が結局は試合後半の疲労につながったと思われます。
5-2 15-0から強いサーブをワイドに打ってこのポイントを取りサービスゲームをキープして、6-2でこのセットを取っていたら、試合の流れは大きく錦織へ行っていたでしょう。
結果論なので、あのサービスダッシュが決まっていたら、流石に錦織と言う事になってたでしょうが、一方的に優勢な試合展開での同様のシーンを何度も目にしているので、書かせていただきました。
スコア的にはフルセットでしたが、勢い付いたフェデラーは観客の応援も後押しにし、その後は安定したサービスゲームのキープ、錦織はアドサイドでポイントをほとんど取れなくなってしまい、ほぼ一方的なゲーム展開となってしまいました。
これで対フェデラー4連敗となりました。
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