一般社団法人地震予兆研究センター(EPRC)の6月25日の配信レポートによると、日本全国の地殻変動が報告されていますが、特に「和歌山県南部・四国南東部」における地殻変動が、東日本大震災発生1ヶ月前に類似している状況で、南海トラフで大規模な地震が懸念されるようです。
一般社団法人地震予兆研究センター:2018年6月25日配信レポート
「■M7:南海トラフ(今後地殻変動が反転した場合1ヶ月後程度・最大震度7)
1.最新週において「和歌山県南部・四国南東部」において「北北西に向かう地殻変動」が多くの地点において観測されています。1997年以降、過去事例において、このように複数の地点で集中的に大きな地殻変動が観測された事例はありません。しかしながらこのように多くの地点で同一方向への変動が事前に観測された事例としては「東日本大震災」があり、今回観測されたような状況は東日本大震災発生1ヶ月前に類似しています。その為、今後数週間以内に地殻変動方向が逆向き(南海トラフ方向)に反転した場合には、東日本大震災発生前と同様の推移をたどるため、南海トラフ巨大地震につながる可能性が生じます。今後の地殻変動値や地殻変動方向に注視し、このような地殻変動が継続する場合には都度臨時レポートを配信いたします。 」
また、日本経済新聞の6月25日の記事によると、
「30年以内に震度6弱以上」大都市圏のリスク浮き彫りー日本経済新聞
今後30年以内に震度6弱以上の大地震に遭う確率が大都市圏の千葉市が85%、横浜市が82%となっています。
関東大震災(1923年9月1日)から今年で95年。
気になるのが、阪神・淡路大震災(1995年1月17日)も関東大震災も亥年で、さらに遡ると江戸時代の富士山の宝永大噴火(1707年12月16日)も亥年。
東日本大震災(2011年3月11日)は卯年なので単なる偶然の一致かもしれませんが、亥年の来年が心配になってきました。
一極集中の東京に大震災が来たらとてつもない被害が発生します。日経の記事の画像を見ると日本海側には地震のリスクが比較的少ないようです。万が一の場合のための首都機能の日本海側の都市への分散も早急に必要なのではないでしょうか。
阪神・淡路大震災も東日本大震災もバブルの崩壊、政権交代、大震災のパターンになっていたので、2020年のオリンピック後のバブル崩壊以降が危ないと思っていましたが、30年以内に震度6弱以上の大地震に遭う確率が横浜市で82%ですから、いつ起こっても不思議はありません。
関東大震災-Wikipedia
宝永大噴火 - Wikipedia
阪神・淡路大震災 - Wikipedia
東日本大震災 - Wikipedia
オリンピック後の202x年の日本の姿は? バブルの崩壊、大震災のパターンにならなければ良いですが