月次 人口動態統計 速報-e-Statに7月の情報がアップされていましたので、ダウンロードして確かめてみましたが、7月の死亡者数は 昨年の 106,594人から 104,849人へ1.6%ほど減少。
1月からの累計だと昨年の 813,805人から795,807人へと17,998人の減少となっています。
三密を避けたりマスクをしたりで、インフルエンザなども含めた感染症で亡くなる人が少なくなったとか、外出自粛による交通事故件数の減少など、いろいろな要因があると思われます。
また、婚姻数に関しては2月には昨年を大きく上回っていましたが、昨年の婚姻件数のピークだった5月の落ち込みが大きく、1月からの累計で昨年の 360,473件から307,608件へと52,865件減少しています。若い人の外出自粛で出会いの場が少なくなっていることや、結婚式を先延ばししたりとかが原因なのでしょうか。
高齢者の死亡数が減って若い人の結婚が少なくなると、来年はさらに少子高齢化が加速する可能性もあるのではないでしょうか?
死者数は減っていますが、コロナ鬱になってしまった人は増加しているようです。
深刻な「コロナ鬱」 全国の医師調査「精神疾患が増加」4割が回答 専門家「散歩などのメリハリは精神面にプラス」-IZA
マスコミは新型コロナの感染者数を毎日報道して恐怖を煽るだけでなく、このような実数値に基づいた情報も報道して欲しいものです。
赤い線が今年で黒い線が昨年です。
ちなみに新型コロナウイルスによる死亡数は千人ほどですが、厚生労働省の人口動態統計月報年計によると、昨年(2019年)の肺炎による死亡数は95,498人です。
令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況-厚生労働省