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 最近、東野 圭吾さんのエッセイ集「さいえんす?」を読みました。
彼は工学部出で日本電装に勤めていた理系・製造業出身なので、出版業界で文系の人たちとのコミュニケーションでのギャップを感じる事が多いそうです。そのあたりのことが書いてあります。
NHKのプロジェクトXなども、理系・製造業の人は興味を持って見ますが、文型の人の場合には興味を持たないと言うか、内容が理解できないのでしょう。確かに陶芸や絵の仲間との集まりでプロジェクトXが話題になった記憶はありません。
養老孟司さんの「バカの壁」にもありますが、知識や常識感覚が異なる人とでは、理解できない事が多いようです。逆に同好の士が集まれば同じ話題で盛り上がるので、それをネットを利用して、大きなビジネスに作り上げるのに成功したのがミクシーなどのSNSでしょう。
「女性は全く意識が無いのに、女性が隣に来ただけで男はその気になってしまう」と言った話もでていますが、昔読んだ「話を聞かない男、地図が読めない女」を思い出しました。男のこのような性質を理解した上で、擬似恋愛の感覚に引き込んでしてしまう事に長けているのが、ナンバーワンホステスと言われる人達なのでしょう。
私など、商売だと気付くまでに、ずいぶんと大きな出費を重ねてしまいました。
定年になった男性が粗大ごみのように言われてしまうのは、会社の仕事以外の話題が無いからでしょう。昔は系列の子会社へ勤めながら70くらいまで働けたので、それでも問題ありませんでしたが、今はそれが難しいので、仕事以外の趣味や一生できる仕事や研究課題を持つのが大切だと思います。