今日は慶応大学の日吉キャンパスで開催されている、慶應チャレンジャー国際テニストー ナメントのシングルス準々決勝の第一試合に、2回戦で第一シードの伊藤竜馬を破ったダニエル太郎が登場しました。
朝一番の試合だからかスタンドはまばらでした。
試合は、ATPランキング321位のダニエル太郎が387位のアンドレア・アルナボルディ(Andrea ARNABOLDI)に6-2,6-3のストレートで勝ちました。
残念ながら試合観戦は途中までしかできませんでしたが、この試合はJTAテニス!オンラインで配信されていたので、後半は録画配信で見ることが出来ました。
スコア的には相手に一度もブレークさせない楽勝のような試合でしたが、何度ものブレークのピンチを切り抜けての、一歩間違えば敗戦になってもおかしくないような厳しい試合でした。
ダニエルのサービスゲームで始まった第一セット、お互いにサービスキープで迎えた3−2からのアルナボルディのサービスゲーム。アルナボルディのスマッシュミスなどもあり、ブレークし4−2とするとそのまま連取して6-2で取りました。相手にブレークポイントすら与えない安定した展開でした。
ファーストサーブの入る確率が60%で、ファーストサーブが入った時のポイント確率が92%と、非常に良いファーストサーブが入っていました。
ダニエルのサービスゲームで始まったセカンドセット、お互いにサービスキープで進んだ4−3からのアルナボルディのサービスゲームをブレークし、5−3でダニエルのサービングフォーザマッチに。
アルナボルディはネットプレーやドロップショットなど色々と打開策を仕掛けてきて、何度もサービスブレークのピンチになりましたが、とにかくしぶとくコートを駆け回って返球し続け、キープして6-3で勝ちました。
又抜きショットなども見せて観客を楽しませてくれました。
ダニエルのショットは錦織圭や伊藤竜馬のような目の覚めるような威力のショットは無いですし、188cmの長身からのビッグサーブもありませんが、長身の割に動きが良く、コートカバリングが非常に広いと感じました。普段クレーコートで練習しているからかもしれません。
準決勝では第4シードでATPランキング138位のマテオ・ビオラ(Matteo VIOLA)と対戦します。
第一シードの伊藤を破っているのですから、このまま一気に優勝まで行ってくれることを期待しています。
慶應チャレンジャー国際テニストー ナメント公式サイト
公式ブログ
ATPの公式サイトでダニエル太郎(Tennis - ATP World Tour - Tennis Players – Taro Daniel)のランキングポイントの獲得状況を見ると、今年は、ITFのフューチャーレベルのツアーで既に2勝していますが、ATPチャレンジャーレベルのツアーではベスト16が最高の成績のようです。従って、今回の慶応チャレンジャーでのベスト4は最高成績となります。
このまま優勝すれば、ランキングを一気に100位以上アップして、200位あたりに来るのではないでしょうか。
日本人対決となった杉田祐一対守屋宏紀の準々決勝の試合は6-3, 6-2のストレートで杉田が勝ちました。杉田はニッケ全日本の優勝以来好調を維持しているようです。
二人とも勝ち進んで是非とも、日本人同士の決勝対決を実現して欲しいと願っています。