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デビスカップのチェコとの準々決勝は初日のシングルス2敗に続き、昨日のダブルスにも負けて敗退が決まりました。
初日は有明で観戦し、昨日はWOWOWで観戦しましたが、本当におしい戦いでした。

4月4日金曜日
伊藤竜馬がラデク・ステパネク に7-6、6-7、1-6、5-7 で敗れました。
最初は押し気味の展開だったのですが、第2セット終盤から動きが悪くなってきて、どうしたのかなと思ったら、第3セットに入ってメディカルタイムアウトを取りました。腹痛だったようです。風邪でも引いていたのでしょうか。
押し気味だっただけに惜しい敗戦でした。伊藤選手のテニスは何度も観戦していますが、自分のミスで淡泊な試合展開で敗戦することが多いのが気になります。試合には通常いくつもの波がありますが、相手にもって行かれた流れを取り戻すことが出来ません。今回の試合でも、慎重に打ち合っているケースでは五分五分以上でも、イージーなミスが目立ちました。ドラゴンショットと言われる、強力なストロークを持っているのですから、慎重につないで、チャンスが来たら決める、メリハリのある攻撃が必要だと思います。
デビスカップ準々決勝チェコ戦 伊藤竜馬

デビスカップ準々決勝チェコ戦 伊藤竜馬

デビスカップ準々決勝チェコ戦 伊藤竜馬


ダニエル太郎が ルカシュ・ロソルに、4-6、4-6、6-3、6-4、2-6 で敗れました。
最初はロソルのスピードについていけない状況で、全く試合にならないのではと思いましたが、粘りのテニスがロソルのミスを誘い、徐々にストローク戦では互角以上の戦いに。しかし、2-2からのファイナルセットでは、初めからギアアップしてきたロソルに一気に押し切られてしまいました。ロソルの210kmを超えるサーブに対して、ダニエルはファーストでも180km。もう少しサーブ力を上げないとトップレベルの選手との対戦で勝つのは難しいと思われます。
デビスカップ準々決勝チェコ戦 ダニエル太郎

デビスカップ準々決勝チェコ戦 ダニエル太郎

デビスカップ準々決勝チェコ戦 ダニエル太郎


4月5日のダブルス、
伊藤竜馬/内山靖崇組 が ラデク・ステパネク/ルカシュ・ロソル組に 4-6、4-6、4-6のストレートで敗れました。
シングルスプレーヤーの伊藤はストロークは良いのですが、ボレーのミスが多く、そこが狙われてしまいました。
チェコチームのロソルもボレーが上手くありませんが、そこをステパネクがうまくフォローしていました。
試合結果はストレートでの配線ですが、日本チームが押し気味だっただけに惜しい敗戦でした。
Iフォーメーションで何度もストレートに抜かれているのが気になりました。

シングルス戦にも言えることですが、もう少しデータ分析を行って、相手の傾向を分析しながら、戦術を変えて行くような方法が必要だと思われます。

昨日の日経朝刊のスポーツ欄の記事が気になりました、
ロソルは強力なサーブが武器。第1、2セットはそのサーブに圧倒された。そこで上田監督から「何か工夫しろ」とハッパを掛けられた。
「下がって受けるようにしたら取れるようになった」とダニエル。

ハッパを掛けるだけではなく、的確な状況分析に基づいた、指示を与えてあげて欲しいものです。
選手は目の前の戦いに熱中しているのですから、冷静な目でアドバイスを与えるバックアップ体制が必要なのではないでしょうか。実力で劣る分をIDでカバーしないと勝つのは難しいと思われます。

日本チーム
添田豪 (Go Soeda)134位
伊藤竜馬(Tatsuma Ito)146位
ダニエル太郎 (Taro Daniel.
内山靖崇(Yasutaka Uchiyama)268位

チェコチーム
ルカシュ・ロソル(Lukas Rosol)40位
ラデク・ステパネク(Radek Stepanek) 47位
イジ・ベセリー(Jiri Vesely) 67位
ヤン・ハイェク(Jan Hajek) 125位

デビスカップ JTA 公式サイト
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