スペインのバルセロナで開催中の、男子テニスツアーのバルセロナ・オープンのシングルス準々決勝で錦織圭が勝利し、準決勝へ進みました。
ATPランキング5位で第1シードの錦織圭(Kei Nishikori)が 16位で第7シードのロベルト・バウティスタ・アグート(Roberto Bautista Agut)に6-2、3-6、6-1で勝ちました。
アグートのサービスゲームで始まった第1セットいきなりラブゲームでブレークし、自分のサービスゲームもラブゲームキープ。もう一つ相手のサービスゲームをブレークして6-2で取り、楽勝ムード。
しかし、第2セットに入るとアグートが錦織の速い攻めに慣れてきたのか、切り返しのショットでが厳しいところへ決まるようになってきました。逆に錦織は少しペースダウンし、サーブが入らなくなり、ストロークでのミスも目立ち、サービスゲームを一つブレークされて3-6で落としました。一休みと言った感じのセットでした。
第3セットでは再び集中力を取戻し一気にギアアップ、サーブもストロークもクオリティーが大幅に向上しました。
1-1から5ゲーム連取で一気に取り切りました。
最終セットでこのレベルの相手が諦めムードになるまで一気に攻めこめる強さは、トップ4の実力を確実につけてきています。
錦織は準決勝でATPランキング28位で第14シードのマーティン・クリザン(Martin Klizan)と対戦します。
過去の対戦成績は錦織の0勝1敗。昨年の全仏で負けています。
ATP Head to Head:Kei Nishikori vs Martin Klizan
同じ1989年生まれの25歳。同世代のライバル同士の熱戦が予想されます。
是非とも勝っておきたい一戦です。
昨年の本大会から錦織はクレーコートでもハードコートでの試合のように、攻撃的なテニスで戦っていますが、球足の遅いクレーコートのストロークでエースを取るには、より前に踏み込んでライジングで素早く相手コートのラインぎりぎりにアジャストすることが要求されます。
今年は体力的に一段と充実して、この攻撃的なプレーに安定感がありますが、まだまだ全仏へ向けてマドリード他、いくつもの大会が続くので、あまり無理はしないようにお願いしたいところです。
NHKのBSでのマスターズ1000大会に続き、シリーズ500大会はBS朝日で放送されるようになりました。
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