人気ブログランキングへ>>ブログランキング・にほんブログ村へ

巨額予算がつぎ込まれる予定の新国立競技場建設計画に関するアンケート関連ニュースでいくつか結果発表されていますが、反対多数だったようです。
95%が反対…新国立競技場建設計画アンケート|YOMIURI ONLINE

「見直すべき」93%/新国立競技場アンケート結果|日刊スポーツ

民主主義の国家でほとんどの人が反対しているのに、「設計変更は間に合わない」との理由で進められてしまうことに納得がいきません。また、これほどの反対がありながら大阪の橋下市長以外の政治家から大きな反対の発言が見受けられ無いのが不思議でなりません。
橋下市長、国立競技場「大反対」「金がない家がフェラーリ買ったらアホと言われるのと同じ」


ネットで探したら、現代ビジネスの高橋洋一さんの記事「ニュースの深層」に非常に興味深い内容が記載されていました。
新国立競技場建設問題民主党の「信じがたいミス」が諸悪の根源だ!:現代ビジネス‎
発端は2010年7月の、超党派によるラグビー・ワールドカップ議員連盟の発足だ(https://www.rugby-japan.jp/2010/11/07/id9081/)。このメンバー(下表)を見てわかるように、民主党、自民党、公明党、みんなの党、共産党、国民新党、たちあがれ日本と各党から参加しており、党派色はない。ラグビー同好会のようなものだ。

要するに自民党だけでなくほとんどの政党がかかわっていて、民主党政権下で文科省で調査費がついて暴走が始まってしまったことのようです。将来問題になったら自民党は民主党の責任と逃げることも出来るでしょう。
現時点で責任の所在がはっきりしない状況が出来上がっているようです。

マニフェスト詐欺とも言われますが、政治家は与党も野党も選挙の時には受けの良いことを言いますが、一般企業では当たり前の「より少ないコストでより大きな成果を出す」努力をする気が無い人たちばかりのようです。

巨費をかけて建設したら維持費も巨額となってしまいます。デザイン選考の審査委員長の安藤忠雄氏は「コンペの与条件としての予算は1300億円であり、応募者も認識しています。提出物には建築コストについても示すように求められていました。それは当然、評価の1つの指標となりました」と言っています。
少なくともこの予算以下にする努力は必要です。
安藤忠雄氏、新国立競技場「何でこんなに増えてる」|日刊スポーツ

陸上の為末さんのブログ(新国立競技場|為末大・オフィシャルサイト)によると「陸上競技の世界大会をルール上(サブトラックが必要)ひらくことができません。」とあります。初歩的なミスと思われます。 安藤忠雄さんの設計した渋谷駅はとにかく使いにくくて二度と利用する気がしなくなりましたが、安藤さんはデザイン力はあっても、利用者の立場に立って考える能力に欠けてるのかもしれません。

これ以外の施設の建設費も膨らみ、オリンピックが終わったら巨額の負債の責任の押し付け合い、施設建設を行った企業から政治家への献金問題などの話も出てくることでしょう。土建バラマキの時代に戻ってしまったようです。

お天道様は見ています。こんな馬鹿なことをやっていたらきっと天罰が下って関東大震災や富士山大爆発などの天災に見舞われます。
新国立関連のニュースを見るたびに、映画「ポンペイ」の火山噴火の溶岩流で巨大な競技場が崩壊して行く映像がフラッシュバックしてきます。そんなことにならないようにトップに立つ人は勇気ある決断を下して欲しいものです。

国立競技場 - トップページ | 新国立競技場 | JAPAN SPORT COUNCIL

関東大震災 - Wikipedia
2023年が大正12年の関東大震災から丁度100年となります。

富士山の噴火史 - Wikipedia