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南米コロンビアのペレイラ(Pereira)で開催されていました、デビスカップのワールドグループのプレーオフ(World Group Play-offs )コロンビア戦の3日目のシングルスで日本が2連勝し、ワールドグループ残留が決まりました。

今回はアウェーでの戦いで苦戦が予想されましたが、最終決戦となったNO2同士の対決でランキング的に1ランク低いダニエル太郎が勝利したことの貢献度が非常に高い試合でした。
結果的にはワールドランキング14位の日本チームの、24位のコロンビアチームに対しての順当な勝利でした。

1試合目のシングルスNO1同士の対決は、ATPランキング6位の錦織圭(Kei Nishikori)が 59位のサンティアゴ・ヒラルド(Santiago Giraldo)に 6-4, 6-2, 7-6のストレートで勝ちました。最終セットこそタイブレークにもつれこみましたが、終始安定してサービスゲームをキープし、一度もゲームをブレークさせない負ける気のしない試合展開でした。
過去の対戦成績も錦織が圧勝していますし初日に対戦したサウスポーのファジャよりも戦いやすかったのではないでしょうか。

2試合目のシングルスのNO2同士の対決は、ATPランキング124位のダニエル太郎(Taro Daniel)が 123位のアレハンドロ・ファジャ(Alejandro Falla)に 7-6、6-3、6-2で勝ちました。第1セット序盤はファジャに強打やドロップショットで責められる展開でいきなり0-3と押される展開でしたが、徐々にダニエルのトップスピンのストロークが深く決まるようになり、ダニエルペースに。
ファジャのバックを攻めることにより、長いストローク戦はほとんどをダニエルが取れるような展開に。
終盤では明らかにファジャに疲れが見えてきて一方的な展開となり、一気に勝利をもぎ取りました。

ダニエルは以前見たときにはトップスピンストロークがほとんどでしたが、今日の終盤ではフラット系のウイニングショットも何本か決めていました。サービスエースも6本ありましたし、攻撃力がかなり向上してきているようです。
従来強かったディフェンス力に攻撃力が加わったことで、これからのランキングアップが期待されます。

スペインを拠点にしているダニエルはスペイン語で試合後のインタビューに答えていました。日本語よりも流暢なようでした。彼は英語、日本語、スペイン語に加えて最近はロシア語も出来るようになってきているそうです。テニスの世界ツアーで活躍するには語学力も重要です。

錦織が最年長のチームで、更に2日目のダブルスで錦織を出さず3日目に温存して勝利できたことで、日本のデビスカップチームも大きな節目を迎えました。来年のワールドグループでの活躍が期待されます。

日本チーム
錦織圭 (Kei Nishikori)(シングルス6位、ダブルス416位)
ダニエル太郎(Taro Daniel)(シングルス124位、ダブルス1129位)
西岡良仁(Yoshihito Nishioka)(シングルス145位、ダブルス920位)
内山靖崇(Yasutaka Uchiyama)(シングルス222位、ダブルス217位)



コロンビアチーム
サンティアゴ・ヒラルド(Santiago Giraldo)(シングルス59位、ダブルス97位)
アレハンドロ・ファジャ(Alejandro Falla)(シングルス123位、ダブルス581位)
フアン・セバスチャン・キャバル(Juan Sebastian Cabal)(ダブルス27位)
ロベルト・ファラ(Robert Farah)(ダブルス29位)


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