昨日行われた全豪オープンテニス(Australian Open)のシングルス準々決勝で錦織圭が敗退しました。
ATPランキング7位で第7シードの錦織圭(Kei Nishikori) が 1位で第1シードのノヴァーク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)に3-6、2-6、4-6のストレートで敗退。
ジョコビッチのサービスゲームで始まった第1セットの2ー3からの錦織のサービスゲームで40-0から、ドロップショットのミスやダブルフォルトで落としてしまったのが大きなターニングポイントとなったように思われます。
リードされた錦織には明らかに力みが見られ、ストロークミスを連発していました。相手がナンバー1である事を意識しすぎて、力が入ってしまったのでしょう。
反対にジョコビッチは非常にリラックスしたプレー。錦織に攻めさせてカウンターショットで一撃で決めてしまう、いつもの勝利のパターンのショットを何度も繰り出していました。
サーブに関しては、
サービスエースの数は錦織の6に対してジョコビッチが4。
ファーストサーブの最高速度が錦織の201kmhに対してジョコビッチの197kmh。
ファーストサービスインの確率が錦織の58%に対してジョコビッチが57%。
ここまでの数値は、わずかばかり錦織選手が上回っていますが、
ファーストサーブでのポイント確率が錦織が59 %に対してジョコビッチは65%。
セカンドサーブでのポイント確率が錦織が40%に対してジョコビッチは66%。
ジョコビッチはファーストサーブが入らなくてもセカンドサーブでファーストサーブ同等の安定したポイントをゲットしています。厳しいコースへセカンドサーブを打ち込んでいました。
錦織選手はサーブの速度がかなりアップしてきましたが、今後はコースや球種を変えて厳しいところへ打てるように更なるスキルアップが必要かと思われます。
準々決勝での敗退はランキング通り。シーズン初戦としては悪くは無い結果でしょう。これからの活躍が楽しみです。
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