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大阪の靱テニスセンターで開催されていたテニスの国別対抗戦 デビスカップのワールドグループのプレーオフで日本チームがウクライナに3連勝し、来年のワールドグループへの残留が確定しました。
Davis Cup

今回は初日のシングルス1、2に錦織を起用せずにダニエルと西岡で2勝出来た事で、圧勝の結果となりました。
今までの試合ではシングルスで錦織が2勝しても他が取れない試合が見受けられました。
今回は、錦織をダブルスへ回す事でダブルスの1勝がかなり確実に見込めるので、初日にシングルスでダニエルか西岡のどちらかで1勝出来れば、最終日のシングルス第1試合で日本が負けて2-2とされた場合には錦織を出して3-2で勝ちに行く作戦だったと思われます。
初日のシングルスの組み合わせが逆だったら、初日での2連勝は無かったかもしれません。
今回は組み合わせ的に非常に上手くいきました。

シングルス1
ATPランキング88位のダニエル太郎(Taro Daniel)が105位のセルジー・スタホフスキー(Sergiy Stakhovsky)に7-6、7-6、6-1のストレートで勝利。
第1、2セットはスタホフスキーにかなり押されていましたが、暑い気象条件もあり、スペイン仕込のダニエルの粘りのテニスで、徐々にスタホフスキーを消耗させミスを導き出して、第3セットではダニエルの一方的な展開に持って行くことが出来ました。
特にクレーコートでの試合ではエンドラインの2メートル以上後ろでプレーしているダニエルですが、昨日はかなりポジションを浅めに構えて、ダウンザラインへのウイニングショットや、たまに見せるネットプレーなど、以前よりも攻撃面でのパワーアップが見られました。
彼はデビスカップのたびに成長していきます、これからの活躍が楽しみです。

シングルス2
96位の西岡良仁(Yoshihito Nishioka)が50位のイリヤ・マルチェンコ(Illya Marchenko)に6-4、5-7、6-4、7-5で勝利。
ランキング的には上の対戦相手ですが、今年メンフィスでストレートで勝っている相手と言う事もあり、冷静に戦えたのが良かったと思われます。
西岡のクレバーなストロークの展開力に、疲弊してきたマルチェンコがミスを連発し始めて、第4セットは2-5のビハインドな状況から5連続でゲームを取っての勝利でした。

ダブルス
錦織圭 (Kei Nishikori)/杉田祐一(Yuichi Sugita)組がアルチョム・スミルノフ(Artem Smirnov)/セルジー・スタホフスキー(Sergiy Stakhovsky)に6-3、6-0、6-3のストレートで勝利。
序盤は、錦織/杉田組はサービスゲームのキープに苦しみましたが、苦しみながらも何とかキープする事により、徐々に調子を上げて行き、中盤からは一方的な展開となっていきました。
初日のシングルスの疲れが残っていたからか、スタホフスキーのプレーに精彩が無くミスが多く見受けられました。
初日にダニエルが粘り強いテニスでスタホフスキーを疲れさせた事が2日目の楽な戦いにつながりました。
監督の采配とチームワークにより、非常に素晴らしい戦いとなりました。
来年のワールドグループでの戦いが楽しみです。

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