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オーストラリアのメルボルンで開催されているテニスのグランドスラム 全豪オープンのシングルスで大坂なおみが優勝し、ランキング1位となりました。
Australian Open Tennis Championships
全豪オープンテニスのシングルス決勝で大坂なおみが優勝


WTAランキング4位で第4シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)が6位で第8シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova)7-6、5-7、6-4のフルセットで勝利。
第1セット、序盤は182cmでサウスポーのクビトバのアドバンテージサイドのサイドラインぎりぎりに入り、ワイドに切れていくファーストサーブに大きくコート外へ追い出され、弱い返球を3球目で逆サイドに決められるパターンで苦しみました。守備備範囲が狭くなる両手バックで腕をめいっぱいに伸ばしてのショットでは威力のある返球はできません。
全豪オープンテニスのシングルス決勝で大坂なおみが優勝

全豪オープンテニスのシングルス決勝で大坂なおみが優勝

全豪オープンテニスのシングルス決勝で大坂なおみが優勝

しかし、タイブレーク2ポイント目のクビトバのアドバンテージサイドからのファーストサーブがわずかに内側に甘く入りました。これを大坂がダウンザラインに返してウイナーを決めると、ここから一気に大坂ペースとなり、逆に大坂は強烈なファーストサーブをビシバシ決めて、7-2でタイブレークを取りました。
全豪オープンテニスのシングルス決勝で大坂なおみが優勝

全豪オープンテニスのシングルス決勝で大坂なおみが優勝

全豪オープンテニスのシングルス決勝で大坂なおみが優勝


第2セットはアップダウンの激しい展開となりました。
2ゲーム目にブレークされて、0-2。
そこから4ゲーム連取して4-2。
お互いにキープでの5-3からのクビトバのサービスゲームで0-40の3度のマッチポイントチャンスに、開き直ったクビトバのハードヒットが決まり、キープすると一気に流れはクビトバに。ここから4ゲーム連取されて5-7で落としました。
セットを取った後にクビトバが大きく吠える、大坂は涙をにじませながらトイレットブレークへ。二人の表情が対照的でした。
全豪オープンテニスのシングルス決勝で大坂なおみが優勝

全豪オープンテニスのシングルス決勝で大坂なおみが優勝

第3セット、トイレットブレークで少し落ち着いた表情になって戻ってきた大坂。
1-1からのクビトバのサービスゲーム。クビトバの40-30のゲームポイントでサーブが甘く入り、大坂がライジングでセンターへ返すとクビトバがミス。次のポイントはダブルフォルト、最後のポイントはファーストサーブが入らずにセカンドサーブ。これを取っての3連続ポイントでこのゲームを取ると流れは一気に大坂ペースとなりました。
大坂は終盤になるほどにファーストサーブの威力が増していったように感じられました。
以前のような200kmを超えるスピードはありませんが、コースの精度が格段に良くなっています。

第1セットのタイブレークの2ポイント目と第3セット3ゲーム目のクビトバの40-30のゲームポイントでのサーブがワイドに厳しく決まっていたら結果は逆になっていたかもしれません。決定的な場面での一つのプレーが勝敗を左右するテニスのゲームの厳しさを感じさせられた試合でした。

大坂はこの勝利でランキング1位となりましたが、ドロップショットやネットプレーなどまだまだ伸びしろのあるショットが多いので、これから更にスキルアップしてセリーナに代わる絶対王者となる日は近いでしょう。

大坂なおみ公式サイト | NAOMIOSAKA.COMFacebooktwitterInstagram