全仏オープンテニスのシングルス3回戦、錦織が勝利し4回戦へ進みました。
大坂は敗退しました。
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ATPランキング7位で第7シードの錦織圭(Kei Nishikori) が 32位で31シードのラースロー・ジェレ(Laslo Djere)に6-4, 6-7, 6-3, 4-6, 8-6のフルセットで勝利。
全くの互角の勝負でした。
お互いに2セットを取ってからのファイナルセット、錦織のサービスゲームで始まりましたが、いきなり2ブレーク連取され0-3に。
これで 万事休すかと思いましたが、ここから錦織が驚異の盛り返しで2ブレークバック。
ファイナルセットはタイブレークが無いので消耗戦へ。
そして、7-6からのジェレのサービスゲーム。ジェレに疲れが見えてきて、サーブが甘くなり動きも落ちてきたところで一気に取り切りました。錦織選手はかなりスタミナがアップしてきているようです。
4回戦では38位のブノワ・ペール(Benoit Paire)と対戦します。
過去の対戦成績は錦織の6勝2敗ですが、ペールは3回戦で相手の途中棄権で勝ち上がってきています。4時間を超えるフルセットを戦った錦織の疲労がどこまで回復しているかがキーになります。
WTAランキング1位で第1シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)が 42位のカテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova)に 4-6,2-6のストレートで敗退。
ランキング1位で優勝を期待されていた大坂ですが、2連勝中のグランドスラムの全米オープンも全豪オープンもハードコート。
アメリカのハードコート環境で育った大坂には、まだまだクレーコートでのトレーニングが必要のようです。
バウンドして球速が落ちてしまうクレーコートでは、大阪の強烈なショットもなかなか決まらず、シニアコバの粘りに、ブレークチャンスはあるが取りきることができないストレスフルな試合展開となりました。
結局7回あったブレークチャンスを一度もとることができませんでした。
一発で決めに行こうとすればするほどミスが重なります。バウンドして急速の落ちるボールにタイミングが合わないようで、振り急ぎでネットするショットが目立ちました。
クレーコートではクレーキングのナダルのように、深く大きく跳ねるストロークでつなげて相手を追い詰めてから仕留めに行くプレーも必要だと思われます。
次のグランドスラムはウインブルドンの芝のコートで、昨年は3回戦で敗退しています。苦戦が続きそうです。
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