スイスのバーゼルで開催されていたスイス・インドア・バーゼル(Swiss Indoor Basel)のシングルス決勝で錦織圭がマリン・チリッチに敗れて準優勝となりました。
第3シードの錦織圭(Kei Nishikori)が第4シードのマリン・チリッチ(Marin
Cilic)に1-6、6-7のストレートで敗退。
序盤はチリッチに錦織のセカンドサーブを強烈に叩かれて、ストローク戦でも守勢となり、第1セットはサービスゲームを1ゲームキープできただけで1-6で落としました。
第2セットに入り、何とかブレークのピンチを乗り越えるとチリッチに疲れが見えてきて、サービスの入りが悪くなり、ストロークミスも増え、セットポイントのチャンスも訪れました。
しかし、このチャンスを取りきれずにタイブレークへ入ると、サービス力に勝るチリッチに、5-7で落としてしまいました。
意外にも、錦織は今まで対チリッチ戦でタイブレークでセットを落としたことがありませんでした。
第2セットを取っていれば、試合の流れは大きく変わったと思われる惜しい敗戦でした。
今回も以前の対戦時と同様に、錦織の弾むセカンドサーブが198cmの長身のチリッチの丁度打ちごろの高さとなり、強打で返球されていました。
ワイドへのスライスサーブなども混ぜて工夫をしていましたが、トップランキング選手相手にはファーストサーブが70%位入らないと、今の錦織のサービス力ではサービスキープは難しそうに思われます。
負けましたが、今回の準優勝でラオニッチを抜いてATPランキング4位となり、3位のワウリンカも射程距離に入ってきました。過去4連敗中だったデルポトロに勝つことも出来ました。錦織にとっては収穫の多い大会だったと思われます。
これからのパリマスターズ、ロンドンでのATPファイナルでの活躍が期待されます。
これで対チリッチの対戦成績は7勝5敗、今年は2連敗となりました。
ATP Head to Head: Kei Nishikori vs Marin Cilic
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