先日、テニスの帰りの飲み会の時に、ハーバード大学学長が日本人の入学が少ないと言っていたとの話が話題になりました。

ヨミウリオンラインによると、3月の来日前の会見で、「2009〜10年度の学部への日本人留学生は5人にすぎない」と語ったそうです。
09〜10年度で学部・大学院を合わせた留学生数で、日本は101人、中国は463人、韓国は314人だそうです。

優秀な人はアメリカに行かなくても、日本で学べば十分に良い仕事につけるとか、日本の大学での教育レベルが上がったので、海外に行く必要が無いと言ったポジティブな話なら良いのですが。

これに関して、アメリカで留学ビジネスをしている人に伺ったところ、アジア枠の問題もあるようです。
アメリカの大学では、特定の人種が増えすぎないようにアジア系はだいたい25%以下に抑えられているそうで、最近は、中国人や韓国人の学力レベルが高くなって、日本人が相対的に入りにくくなってしまったためのようです。中国の人口は日本の10倍以上なので、これからは中国人が益々増加するのでしょうか?

日本では世界中へ留学に気楽に行ける時代になって、若いOLの短期でダンスなどの習い事と観光を兼ねた留学や、学生のサマーキャンプなど幅広い層が行くようになっています。今の時期だとちょうどサマーキャンプの申し込みの時期で、中学生や高校生の申し込みも多いそうです。このような留学には試験がありませんから、お金さえあれば行けます。

反面、アメリカのトップレベルの大学を目指すような留学には特に英語力を必要とするので、お金があっても学力がなければ留学できません。中国人も更に豊かになって、あまりがつがつしなくなると、日本と同じようにハーバードへの留学は減っていくのかもしれません。

Youtubeで探したら、ドル―・ギルピン・ファウスト(Drew Gilpin Faust)学長の3月15日に日本記者クラブでのインタビューが掲載されていました。普段映画などで聴きなれているアメリカの日常会話とは違って、聞き取りやすい英語です。通訳も付いているので、英語の勉強に役立つと思います。

YomiuriOnline:ハーバード大学長会見
日本記者クラブ:ドル―・ギルピン・ファウスト学長

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