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昨日は、朝香伝統木版画教室の作品展への出品の為に上野の東京パークスギャラリーへ。

今回の作品展には、本格的に版画作成に取り組んでいる生徒さんの素晴らしい作品が多数展示されています。
また、江戸時代の浮世絵の彫師の技法を伝承されている朝香先生の作品も展示されています。復刻版画の技術を知る上でも見る価値があると思います。
作品展は25日(日曜日)まで開催されています。
詳細は>>朝香伝統木版画教室

以前から浮世絵に興味がありましたが、3年ほど前から東京理科大学生涯学習センターでの新藤茂先生の浮世絵講座(浮世絵を知る)に通うようになりました。
浮世絵は江戸時代の作品が有名ですが、講座で明治時代にも周延などの浮世絵師がいたことを知り、また現代でも江戸時代の技術を継承し復刻版画作りを行っている、彫師や摺師の存在を知りました。

昨年からは実際に浮世絵で使われた多色木版画技術に触れるために、ネットで新宿にある彫り師 朝香元晴先生の教室を見つけ、通わせていただくようになりました。 まだ始めたばかりで、本格的な桜の木を彫るところまで行きませんが、初めての多色摺り作品の干支の年賀状をシナベニヤの版木で作成し、出品させていただきました。

浮世絵は美人画、歌舞伎の役者絵、風景画など多岐にわたり、美術品としての鑑賞はもちろん、作品を通じて、写真が無かった時代の風俗や風景を知る事が出来るなど、趣味に合った楽しみ方が出来ます。

また、日本独自に発展した、多色摺りの技法は復刻版画の作成・販売により、現代へ受け継がれていてます。
デジタル化が進む時代だからこそ、これらの技術を絶やさず伝えて行くことも重要だと考えます。

朝香伝統木版画教室の作品展版画展 東京パークスギャラリー

朝香伝統木版画教室の作品展版画展

朝香伝統木版画教室の作品展版画展

朝香伝統木版画教室の作品展版画展

朝香伝統木版画教室の作品展版画展