にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ ブログランキング・にほんブログ村へ


昨日は国立博物館での特別展、レオナルドダビンチの 天才の実像を見てきました。平日の昼間にもかかわらず、入場者が列を作り、10分ほど待たされました。最大の目玉の「受胎告知」は本館に展示されていましたが、中に入ってからもずっと列が出来ていて、すごい混みようでした。休日となったら大変な混雑だと思います。これを見てから、第二会場の平成館へ。こちらには彼の生涯にわたる絵画や彫刻、技術研究などが詳しく説明してありました。1階では解説ビデオをやっていたので、一通り見てきました。「受胎告知」が設置された場所の為か、見る位置が正面でなく、斜めから見るために、補正してあるという話。巨大な「スフォルツァ騎馬像」を作るための鋳造過程、そのための設備の発明。「空気遠近法(Aerial perspective)」という遠近感を現す手法。など詳しく説明がされていて、非常に興味を持って見させていただきました。特に空気遠近法は水墨画でも、近景は濃い墨でシャープに遠景は淡墨でぼかのと同じ手法だと思います。ろくな教育も受けないで、13歳の時に工房に入門してから、一筋に修行して、極めて行った67歳までの実像の片鱗を知ることが出来ます。是非、おすすめしたい展覧会です。
帰りには、本館二階の常設展を見てきましたが、こちらはガラガラ。日本の素晴らしい芸術が展示されているので、無料なので、こちらにも是非立ち寄ってほしいものです。
特別展 レオナルドダビンチ 天才の実像