つぼさんの趣味のブログ

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タグ:汚染水

今週の週刊文春の記事『「放射能地獄に日本は陥ちた/東電、原発のドン激白「2、3号機のメルトダウンも3月にわかっていた」の最後の方に「汚染水は8万〜9万トンあると言われ、仮に1トン2億円なら、全部で16兆円以上かかると言う試算になるのです」』と書かれていましたが、ネットのニュースで探したら、j-castニュースには「1万トンで1兆円!」と書かれているのが見つかりました。
j-castニュース福島原発「汚染水処理1リットル10〜数十万円」1万トンで1兆円!

3月末の時点のブルームバーグのニュースには(東電:福島第一原発廃炉に30年、1兆円以上−専門家らが試算(1) )となっていましたから、それから見ると10倍以上になっています。

汚染水の処理をしたらそのフィルターなどが放射性廃棄物となるでしょうが、その処分にはまた膨大な費用がかかるのではないでしょうか? だいたい、処分する先はあるのでしょうか?

被害の賠償金の支払いもあるでしょうし、東電の保養施設などを売却したところでとても追いつきません。。
高い電気料金を消費者から取って、安全対策にお金を使わずに豪勢な保養施設などを作ってきたこと自体が論外ですが。

原発が発電原価が安いとか言って推進してきた人には、「未曽有の災害」で片付けないで責任を取って欲しいものです。
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msn産経ニュース:2号機の汚染水拡散防止狙い、海にフェンス設置を検討 保安院
相変わらすこのような、「放射能汚染測定値(??シーベルト)ですが人体には問題ありません」の報道と、後手後手に見える対策の発表を繰り返しています。
これを繰り返していては現地へ戻れると思っていた住民には将来展望が持てません。

大前健一さんが
Youtube:地震発生から1週間 福島原発事故の現状と今後(大前研一ライブ579)
で早々と現状と将来の分析をかなり正確に行っていますが、このような現状分析と先の見える予測を行った上での、先手を取った対策が必要です。

NEWSポストセブン:原子力安全委員 最短週10分の会議出席で年収1650万円
と言った記事もありますが、こう言う時こそ高給をもらっている専門家が頭を使う時です。

私も政府の発表のように、現在のレベルの放射能汚染では人体への影響は少ないだろうと思いますが、世界レベルでの風評被害の方が大きく、輸出やイベント中止などに被害が及んできています。
ロイター:日産の台湾子会社、日本からの輸入部品を放射線検査へ
日本料理店、大量倒産も=香港
キャンセル相次ぐパシフィコ横浜、震災がコンベンション開催にも影/横浜

放射性廃棄物の最終処分場の無い状態での原発の稼動は、下水道の無い状態での水洗トイレと同じで、今日も稼動している原発が作り続けた放射性廃棄物が溜まって行っています。
政府のトップは、原子力発電を廃止して、地熱発電、太陽エネルギー、バイオエネルギーなどに変換する政策決断を早く下すべきです。
この議論が出る度に、発電コストの問題が指摘されますが、高い目標の方が、発想の大きな転換があって技術者にはやりがいがあります。

優秀な原子力関係の技術者の頭脳を結集して、次世代のエネルギーに挑戦すると言うのも夢のある話だと思います。
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