全米オープンテニス(US Open Official Site)のシングルス決勝戦で大坂なおみがビクトリア・アザレンカに勝利、優勝しました。
WTAランキング9位で第4シードの大坂なおみ(Naomi Osaka) が 58位のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)に1-6、6-3、6-3の逆転で勝利。
準決勝でセリナ・ウイリアムズを破って勝ち上がって来た元世界1位のアザレンカ、本当に厳しい試合となりました。
第1セット、アザレンカのサーブとストロークの調子が良く、ほとんどファーストサーブが入って、ストロークも切れ切れのショットが両コーナー深くへ入ってきて振り回されっぱなしの大坂。
一方的な試合展開で1ゲームしか取れずに1-6で落としました。
第2セットに入っても流れは変わらず第2ゲームの最初のサービスゲームをブレークされて0-2の悪いスタート。
しかし、次のアザレンカのサービスゲームでストロークの球速を落としてスピン系のボールでリズムを変えるとアザレンカがミスを犯すようになり、大阪はボールに追いつく余裕ができてきてこのゲームをブレークすると流れは一気に大坂に。
2-3から4ゲーム連取で6-3で取ることができました。
第3セットは大坂が先にアザレンカのサービスゲームをブレークし、ブレークバックされますが、4-3から2ゲーム連取して6-3で優勝。
第1セット中盤では大坂選手がラケットをコートに投げるシーンなどもあり、第2セット初めまでの流れではそのまま負けてしましまうのではないかと思われましたが、良く挽回して勝利を勝ち取りました。
毎試合、黒人犠牲者の名前の入ったマスクをして入場してきた大坂選手の今回のマスクは「Tamir Rice」。
7枚のマスクを用意して決勝まで進むことを決意して挑んだ大会。
精神的に崩れることの多かった大坂選手の気力充実にもつながった面もあったのかもしれません。
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