テニスの国別対抗戦 デビスカップ ワールドグループ1回戦の日本対イギリス戦は予想通り、3日目のトップ決戦となりましたが、錦織がマレーに敗れ、トータル1ー3で1回戦敗退となりました。
1勝5敗と分が悪かったマレー相手に、十分に勝てる可能性のある戦いをしましたが、なかなか勝たせてくれないのがさすがに世界ランク2位。
悔やまれるのはマレーのサービスゲームで始まった第一セットの第一ゲーム。ファーストサーブの入りが悪くストロークも安定していない状況でのブレークチャンスを生かせなかったこと。
3ー4セットを取り返して、錦織ペースとなった最終セットの出だしでマレーのサービスゲームをブレークした直後にブレークバックされてしまったこと。
錦織選手が負けるパターンは、ブレークチャンスはあってもブレークできないフラストレーションのたまった試合が多く見受けられます。
また、優勢になったところで、サーブが入らず、ダブルフォルトをしてしまうようなケースも多く見られます。
疲れきった表情で、ミスをしたらラケットを叩き割ったり、かなりナーバスになっているように見えたマレーですが、最後まで精神が折れずに戦っていました。
トップ選手との実力的には拮抗してきているので、後は精神面での勝負になってくるでしょう。
今回、マレーは2日目のダブルスにも含めて3日連続の出場で3連勝。結局はマレーを破ることができなければ勝てない試合でした。
解説の松岡さんはマレー同様に錦織選手の3連戦出場を薦める様な事を言っていましたが、小柄の錦織は体力消耗が激しく、5セットマッチの3連戦は体に大きなダメージになると思われるます。
2日目のダブルスに錦織・内山で戦う場合には、最終日のシングルス2に勝負をかける作戦になると思われます。
今回の敗退により、9月にプレーオフが行われます。
今週はアメリカのインディアンウェルズで行われている、BNPパリバ・オープンに出場の予定です。
シード選手ですので2回戦からの登場です。
BNP PARIBAS OPEN
2回戦では69位のダニエル・ムニョス-デラナバ(Daniel Munoz-De La Nava)と90位の ミハイル・ククシュキン(Mikhail Kukushkin)の勝者と対戦します。
このレベルの選手には体調さえ問題なければ取りこぼしは無いと思われます。
シード選手が順当に勝ち上がると、3回戦で35位のスティーブ・ジョンソン(Steve Johnson)、4回戦で11位の ジョン・イズナー(John Isner )との対戦となります。208cmの長身のイズナーとの対戦が第一関門となります。
デビスカップ日本チーム
シングルス
錦織圭(Kei Nishikori) シングルス 6位
ダニエル太郎(Taro Daniel) シングルス 87位
ダブルス
西岡良仁(Yoshihito Nishioka) シングルス124位、ダブルス426位
内山靖崇(Yasutaka Uchiyama) シングルス257位、ダブルス317位
イギリスチーム
シングルス
アンディ・マレー(Andy Murray) シングルス 2位
ダニエル・エヴァンス(Daniel Evans) シングルス 157位
ジェイミー・マレー(Jamie Murray) ダブルス2位
ドミニク・イングロット(Dominic Inglot)ダブルス32位
Davis Cup
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