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全米オープンテニス(US Open Official Site)のシングルス準決勝で錦織圭がジョコビッチに勝利し、決勝へ進出しました。四大大会での決勝進出は日本人初の快挙のようです。

ATPランキング11位で第10シードの錦織圭 (Kei Nishikori) が 1位で第1シードのノヴァーク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)に6-4、1-6、7-6(4)、6-3で勝利。

過去の対戦成績は1勝1敗、準々決勝ではマレーに簡単に勝っていたジョコビッチでしたので、フルセットでの長丁場を予想していましたが、3-1で2時間52分ほどで勝ちました。

ジョコビッチのサービスゲームで始まった、第1セット。今日は準々決勝までとは明らかに違って、錦織は最初からフルスロットルのパワーで厳しいショットを繰り出し、1-1からのジョコビッチのサービスゲームをブレーク。
ジョコビッチもギアアップして直ぐにブレークバックし2-2に。キープキープの3-3から再び錦織がジョコビッチのサービスゲームをブレークするとそのまま6-4で逃げ切りました。

ジョコビッチのサービスゲームで始まった、第2セット。1-2からの錦織のサービスゲームをブレークされてしまい、ブレークバックできないうちに、更にもう一つブレークされて1-6で落としました。
長丁場になる可能性があるので、途中から力をセーブしたのだと思われます。

錦織のサービスゲームで始まった、第3セット。お互いキープキープで4-3からのジョコビッチのサービスゲームをダブルフォルトなどに助けられブレークし5-3に。次のゲームをキープすればセットを取れるところでしたが、錦織もダブルフォルトなどで落としてしまい5-4に。この後、お互いにサービスゲームをキープして6-6のタイブレークに。
タイブレークでは、錦織の安定度が高くいきなり4-0に。それから一度も追いつかれる事なく、7-4で取りました。

ジョコビッチのサービスゲームで始まった、第4セット。出だしのジョコビッチのサービスゲームをダブルフォルトにも助けられいきなりブレーク。
その後はお互いキープキープでの5-3からのジョコビッチのサービスゲーム。最後はジョコビッチのフォアハンドストロークがバックアウトで、6-3でゲームセット。ついに勝利を手にしました。

第2セットで取れそうにないと見ると、少し力をセーブして次のセットに力を集中していく。勝つためのゲームマネージメントを考慮しながらのクレバーなテニスをしいます。
少しでも途中で守りの気持ちが出たら、押し返されていたでしょうが、錦織は最後まで攻め続けました。
準々決勝までの戦いと同様に、最後にぐっとギアアップして、勝利をもぎ取りに行く錦織のプレーはついにトップ4プレーヤーのレベルに達したようです。
全米オープンテニス シングルス準決勝 錦織圭がジョコビッチに勝利

全米オープンテニス シングルス準決勝 錦織圭がジョコビッチに勝利




決勝戦の対戦相手はフェデラーに6-3、6-4、6-4のストレートで勝った絶好調のマリン・チリッチ(Marin Cilic)との対戦となります。
ランキング16位で第14シードの格下。過去の対戦成績は錦織の5勝2敗で、昨年から3連勝中ですが、フェデラー戦を見たところではチリッチは絶好調のようですので侮れません。
ATP Head To Head:Kei Nishikori vs Marin Cilic

チリッチは198cmの長身のビッグサーバー(フェデラー戦で最速212km/h(132mi/h))。
身長差20cmの錦織がこのビッグサーブを上手く返球ができるかがキーとなりますが、錦織は4回戦で230km/hのビッグサーバーのラオニッチに勝っています。今回もきっとうまく攻略してくれると期待しています。

今回の対戦は、両選手のコーチ マイケル・チャン と ゴラン・イワニセビッチの対決と言う意味でも、興味深いものがあります。
両者は共に現在42歳。対戦成績は、マイケルチャンの6勝5敗。
生涯獲得賞金はチャンの$19,145,632 に対して、イワニセビッチが$19,878,007とほぼ同じ。
ATP Head To Head:Michael Chang vs Goran Ivanisevic
試合当日の両陣営の様子も気になります。

決勝戦は月曜日(日本時間の火曜日早朝)に行われる予定です。

錦織圭公式サイト,公式ブログ,