慶応大学の日吉キャンパスで開催されている、慶應チャレンジャー国際テニストー ナメントのシングルス準決勝には、2回戦で第一シードの伊藤竜馬を破り快進撃を続けていたダニエル太郎が出場しましたが、残念ながら敗れてしまいました。
ATPランキング321位のダニエル太郎は第4シードでATPランキング138位のマテオ・ヴィオラ(Matteo VIOLA)に0-6,4-6のストレートで敗退しました。
残念ながら今日は試合観戦に行けませんでしたが、雨で室内コートとなってしまった影響で、JTAテニス!オンラインのライブ中継も無く、ライブスコアでしか見ることが出来ませんでした。
ヴィオラのサービスで始まった第1セットは一方的な展開で、0-6で取られました。
ダニエルはファーストサーブの入る確率が69%でしたが、サーブが入った時のポイント率が39%しか取れませんでした。
ヴィオラのサービスで始まった第2セット、先にサービスゲームをブレークされてしまいますが、3−4からのヴィオラのサービスゲームでこの試合始めてのブレークを奪って追いつき、4−4に。
しかし、ヴィオラが次のサービスゲームをキープした4−5からのダニエルのサービスゲームをブレークされてしまいゲームセット。もう一息のところでした。
第2セットのダニエルは、ファーストサーブの入る確率が62%で、サーブが入った時のポイント率が62%、サービスエースも1本取れました。
ダニエルは188cmの長身ですが、まだ体が出来ていない感じで、ファーストサーブの威力には物足りないものがあります。これから体を鍛えてサービスの威力を向上させて行けば、トップランキング入りも期待できます。
ちなみに、ATPの公式サイトを見ると、現在のトップ4選手の身長は、
ジョコビッチ 188 cm
フェデラー 185 cm
マレー 190 cm
ナダル185 cmです。
ランキング一位のジョコビッチと同じ身長というのも期待を持たせてくれます。
ATP World Tour Singles Rankings
敗れましたが、今回の快進撃により、ダニエル太郎は現在の321位から200位台にランキングを上げてくると思われます。
昨年(2011年)末には400位代でしたので、一年間での大幅なランキングをアップで、グランドスラムの予選出場のチャンスも出てくると思われます。来年の活躍が楽しみです。
Tennis - ATP World Tour - Tennis Players Taro Daniel
もう一人の準決勝進出した、第3シードでATPランキング122位の杉田祐一は、336位のミルザ・バシック(Mirza Basic)に4-6, 0-6のストレートで敗れました。
格下相手でしたが、このところの連戦での疲れが出てしまったのかもしれません。
結果論ですが、ATPポイントを稼ぐことの出来ない、一昨年に既に優勝経験のある全日本テニス選手権への出場はせずに、体を休めてATPのツアーでの戦いに専念した方が良かったのではないでしょうか。
杉田は今回のベストフォー進出で過去最高ランキングを更新して100位近くに上がって来ると思われます。来年のグランドスラムへは本戦ダイレクトインが期待できます。
錦織圭、添田豪、、伊藤竜馬、杉田祐一のデビスカップメンバーに、守屋宏紀、ダニエル太郎なども加え、来年の日本人男子選手の活躍が楽しみです。
慶應チャレンジャー国際テニストー ナメント公式サイト
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