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昨日はセルビア共和国大使館へ洪水復興支援の募金に。
テレビのニュースで取り上げられているからか、他にも寄付に訪れている方がいました。
セルビアからは、震災の時に多額の寄付が寄せられたようで、今回の洪水に際してはその恩返しとして多数の寄付が集まっているようです。
セルビア洪水で在京大使館が寄付呼びかけ 「震災の恩返しを」と9000人が応じるー J-CASTニュース


今回、大使館に置いてあったセルビア紹介のパンフレットで、「ナイーブアート」と言う言葉を知りました。
パンフレットの説明によると「伝統的な美術教育や、表現方法の技術的訓練をまったくか、あるいは、ほとんど受けていない作家たちにより、製作された絵画や彫刻を指します。」とありました。セルビアにはいくつもの、ナイーブアート美術館があるようです。
ナイーブアートとは セルビア大使館パンフレット


置いてあった画集を見るとルソーの絵に似たものがあったのですが、ルソーもナイーブアートの画家だそうです。
アンリ・ルソー - Wikipedia

素朴派とも呼ばれるようです。
素朴派 - Wikipedia

何万年も前の旧石器時代の洞窟で墨で描かれた絵が見つかっています。特に教育を受けなくても、物を描きたいと言う欲望や能力は誰にも生まれたときから備わっているものだと思います。デッサン力、遠近法、立体感、色彩学などを学んでいけば、リアルな絵は描く事ができるようになりますが、その人の本来持っていた暖かさとか、素朴な美しさとか言ったものが失われて行ってしまうのかもしれません。

洞窟壁画 - Wikipedia