先日、大谷翔平選手に対する“差別的コメント”のニュースがありましたが、差別発言の意味が分からなかったのですが、ようやく分かりました。
メジャー254勝伝説投手の大谷翔平への“差別的コメント”が物議!米記者は「最悪の発言のひとつだ」と嘆き-THE DIGEST
試合中継を担った米放送局『Bally Sports』の解説者であるジャック・モリス氏が、6回に大谷翔平が打席に立った際に、実況アナウンサーから「オオタニに対してどのように投げるか」と問われ、「ベリー・ベリー・ケアフル(非常に慎重に)」と返答。これがアジア人特有のアクセントを真似た表現だったため、SNSで批判が殺到したのだ。
日本人は英語の発音のvとb、lとrを苦手としていますが、ベリー・ケアフルは、本来は"very careful"すが、この発音の違いから米国の人には"belly careful"と聞こえてしまい、
意味が「非常に慎重に」ではなく「腹に注意」となってしまい、それが面白がられていると言うことのようです。また、「ベリー・ベリー」と繰り返すのが稚拙な英語とみなされるようです。
今日、"very careful"と"belly careful"をGoogle翻訳のスピーカーボタンで聞き分けしてみましたが、私の耳ではなかなか聞き分けが難しい状況でした。
Google翻訳 very careful
Google翻訳 belly careful
カタカナだと「ヴェウリー ケアフル」と「ベッリー ケアフル」の違いの感じ。
同じパターンだと、「ありがとうございます」”Thank you very much!”と言ったつもりが、”Thank you belly much!”「お腹ありがとうございます! 」と聞こえているのでしょうか?それでは腹を抱えて笑われてしまうかもしれません。
もともと日本語の発音に無いもので聞き分けも発音も難しいので、英語学習の初期段階で「フォニックス」などで発音の違いをきっちり学習しておくことの必要性を感じました。
個人的にはモリス氏のジョークは大きな問題発言とは感じませんでしたが、米国で差別を感じているアジア人にとっては非常に憤慨することなのでしょう。 最近は直ぐにSNSで炎上騒ぎになってしまうので、テレビでの発言には相当の注意が必要となって来ているようです。