人気ブログランキングへ>>ブログランキング・にほんブログ村へ

デビスカップのプレーオフのボスニア・ヘルツェゴビナ戦、日本が4-0で勝利。
国別ランキングで日本が16位で、ボスニア・ヘルツェゴビナが27位の下位ランク国相手でしたが、全てストレートで1セットも取られない完勝でした。
Davis Cup

日本は錦織圭が欠場で第1シングルスがダニエル太郎でしたが、ボスニア・ヘルツェゴビナもシングルスランキングトップの26位のダミール・ズムル が欠場していたので助かりました。

また、靭のコートはサーフェスを塗り替えたばかりで、球足が遅くなっていたのも日本に有利だったようです。

来年からデビスカップはサッカーのワールドカップのように全ての国のチームが一国に集まって、決勝トーナメントを戦うようになりました。
今回の勝利で、日本は来年2月にホームかアウェーで予選を戦い、そこで勝つと11月に開催される決勝トーナメント出場することができます。

第1試合
ATPランク75位のダニエル太郎(Taro Daniel)が267位のトミスラフ・ブルキッチ(Tomislav Brkic)に6-4、6-2、7-6のストレートで勝利。
第1,2セットは一度もブレークチャンスすら与えない、完璧な試合展開でした。
第3セットは5-5からブルキッチのサービスゲームをブレークしての6-5からのダニエルのサービングフォーザマッチで、少し緊張してしまったのかブレークバックされてタイブレークへ。
タイブレークではラッキーなネットインなどもあり7-3で取ることができました。

スペインから日本へ拠点を移して、攻撃型テニスへ進化中のダニエル、サービスの威力が大幅にアップし、サービスエースが15本、エースにならなくても3本目で決めるプレーも多く、以前のエンドライン後方へ下がっての守り中心のテニスから完全に脱皮することができていました。
ネットプレーやドロップショットなどショットのバリエーションも増えて、チャンスボールに対する決定力が大幅にアップしています。
楽天オープンでの活躍がが楽しみです。

第2試合
172位の西岡良仁(Yoshihito Nishioka)が78位のミルジャ・バシッチ(Mirza Basic)に6-4、6-3、6-3のストレートで勝利。
第2セットまでは一度もブレークチャンスすら与えない、西岡ペースの試合展開でした。
第3セットでは少し競った場面もありましたが、バシッチのサービスゲームを3ゲームブレークし、1ゲームブレークバックされて、6-3で取りました。
西岡は怪我のブランクのために落としているので現在のランキングは172位ですがキャリアハイは58位。完全に調子を取り戻して来た西岡がホームのアドバンテージもあり危なげない勝利でした。
これからの活躍が楽しみです。

第3試合
マクラクラン勉(Ben Mclachlan)/内山靖崇(Yasutaka Uchiyama)組がトミスラフ・ブルキッチ(Tomislav Brkic)/ナルマン・ファティッチ(Nerman Fatic)組に6-2、6-4、6-4のストレートで勝利。
圧倒的なサーブ力の差で、日本チームが全てのサービスゲームをキープしての危なげのない勝利でした。
ダブルス専門でランキング21位でグランドスラムでも活躍しているのマクラクラン勉は、サーブだけでなくレシーブ力でもプレーのレベルが違いました。
昨年の楽天オープンでの優勝ペア、安心して見ることができました。

4試合目
既に3勝で日本チームの勝利が確定しての消化試合で、3セットマッチのプレーとなりました。
277位の綿貫陽介(YosukeWatanuki)が955位のダルコ・ボヤノビッチ(Darko Bojanovic)に6-1、6-3のストレートで勝利。
強烈なトップスピンボールが深く決まり、ストロークで圧倒していました。
ランキング955位の下位選手相手でしたが、大観衆の中でのデビスカップデビュー戦を勝利で飾れたのは今後につながると思われます。

18歳で全日本テニス選手権で優勝してから注目されている綿貫選手ですが、好調な時のプレーのレベルには素晴らしいものがありますが、なかなかATPツアーレベルへ上がってくることができていません。今回の経験がランクアップにつながることに期待したいと思います。

ダニエル太郎公式Blog,TwitterInstagram
西岡良仁 公式サイトTwitterFacebookInstagram
内山靖崇公式ブログTwitter
綿貫陽介TwitterInstagram

デビスカップ JTA 公式サイト
楽天・ジャパン・オープン・テニス