ウインブルドンテニス、クルム伊達公子が惜しくもヴィーナス・ウィリアムズに敗退昨日はWOWOWで観戦しましたが、ウィンブルドンテニスの2回戦で、クルム伊達公子が第23シードでWTAランク30位のヴィーナス・ウィリアムズ(Venus Williams)に7-6 (8-6), 3-6, 6-8の逆転で残念ながら敗れましたが、感動的な試合でした。

最初からギアアップでスタートした伊達がいきなりスピードのある攻撃で圧倒し、5-1とリード。しかし、さすがに5度も優勝しているヴィーナスは簡単には勝たせてくれません。徐々に調子の出て来たヴィーナスに追いつかれてしまい、6-6のタイブレークに。
さすがに強烈なサーブのヴィーナスにタイブレークで勝ち目はないと思っていたら、8-6で接戦を制してしまいます。まさに神がかりの気力です。

第2セットに入り、ヴィーナスが早々にブレークして6-3で勝利。早いサービスが決まりだしてなかなかブレークできません。
第3セットも、ヴィーナスに先にブレークされ2−0とリードされ、もうここまでかと思ったところから反撃し互角の戦いに。最終セットはタイブレークが無く結局6-8で敗れましたが、本当にほとんど勝利をつかめるところまで行っていたので、残念な試合でした。
ウインブルドンテニス、クルム伊達公子が惜しくもヴィーナス・ウィリアムズに敗退
185cmの長身からの強烈でかつ、センターとワイドに打ち分けるサーブをきちっと返してしまうのは、予測力なのか反応の早さなのか、事前の周到な調査のたまものなのか。

すっと前に出て、柔らかいタッチでハーフボレーをアングルに決めたりと、信じがたいシーンの連続で、3時間近い長い時間でしたが、最初から最後まで目が離せない状況でした。

錦織選手や添田選手もコートサイドで応援していて大興奮でしたが、伊達さんの気力・集中力・予測力、そして自分より20cm以上長身のプレーヤーとの戦い方を是非学んで欲しいものです。
錦織、添田応援 ウインブルドンテニス、クルム伊達公子対ヴィーナス・ウィリアムズ戦


ウインブルドンの公式サイトには、試合のニュースや、試合後のヴィーナスと伊達のインタビューのビデオ(Video Gallery)がアップされていました。

伊達さん、悔しかったようですが、15年ぶりのセンターコートで充実試合だったようです。

伊達選手のインタビューから
「今日は非常に良いプレーが出来ました。
クレーコートシーズンは良くなかったが、グラスコートシーズンに入りフィーリングが良くなってきました。
今日はグッドファイトだったが、もちろん惜しい試合だったので非常に悔しい。しかし最も重要な事は、5回もチャンピオンになっている偉大なプレーヤーのビーナスに対して自分のテニスで戦えたことです。
あまり練習をすると疲れてしまい、特にグランドスラムは2週間に及ぶ毎日のプレーが必要であり、非常にタフで体の回復に時間がかかることがこの年齢になると一番難しい。
1996年にクオーターファイナルでメアリーピアスと、セミファイナルにシュテフィーグラフと日没で2日にわたり戦ってから、15年ぶりにセンターコートで戦えたことは、たとえ敗北であってもうれしい。」



我が家には、伊達さんが復帰後の2008年に優勝した東京有明国際女子オープンへ応援に行った時にサインしてもらったお宝のサンバイザーを、初めてイギリスに行った時に買ったハンドメイドの犬がかぶっています。

ITFレベルの大会から積み上げて、ウインブルドンのセンターコートまで、本当にこの3年間、
「感動をありがとう!」

クルム伊達公子サイン サンバイザー


男子は錦織、添田二人とも一回戦で敗退してしまいましたが、昨日は土居美咲が1回戦で第30シードでWTAランク31位のベサニー・マテックサンズ(Bethanie Mattek-Sands)を6-4,5-7,7-5の接戦で破りました。2回戦はWTAランク84位の鄭潔(Jie Zheng)との対戦です。3回戦への進出を期待しています。