楽天・ジャパン・オープン・テニスのシングルス準決勝で錦織圭が敗退しました。
ATPランキング6位で第2シードの錦織圭(Kei Nishikori) が 32位のベノワ・ペール(Benoit Paire)に6-1、4-6、2-6の逆転で敗退しました。
第1セット開始から集中力アップで試合に臨んだ錦織がペールのサービスゲームを2ゲームブレークし、自身のサービスゲームは危なげなくキープして6-1で取りました。ただ第一セットの終わりごろから少しファーストサーブの入りが少し落ちていました。
第2セットからは錦織のファーストサーブの入りが悪くなり、浅目に甘く入ったセカンドサーブをハードヒットされて守勢に。逆にペールはファーストサーブインの確率が上がり、ブレークさせてくれませんでした。
結局4-6、2-6で逆転されてしまいました。
ペールは196cmの長身からの強力なサーブだけでなく、ドロップショットやスライス、ムーンボールにネットプレーとバリエーション豊富なショットで錦織ペースにならないように上手く試合を組み立てていました。
錦織は後半は力みでのショットミスが多くなり、完全にペースを乱されてしまいました。
ペールのような長身選手の場合には背の低い錦織のスピンサーブは打ちごろの高さに弾んできます。特にペールのようにフラットに叩きつけてくる選手の場合には、スピンサーブは深く入らないと餌食になってしまいます。ファーストサーブインの確率を上げるとともに、セカンドサーブもダブルフォルトを恐れずに深いところに入れて行く必要があると思われます。
錦織は次は中国の上海で今日から始まりました上海マスターズ(Shanghai Masters)へ出場します。第6シードで2回戦からの登場となります。ニック・キリオス(Nick Kyrgios)とアンドレアス・ハイデル=マウアー(Andreas Haider-Maurer)の勝者と対戦します。どちらの選手とも初対戦となります。
昨年は連戦の疲れから2回戦で敗退しています。今年は少し休養が出来たので、体調万全で活躍してくれることを期待します。
上海マスターズへは添田豪(Go Soeda)も予選を勝ち上がって本戦出場しています。
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