ミートホープ社で「牛肉コロッケ」で始まった食肉偽装事件で牛ひき肉に豚の肉だけでなく、パンを混ぜて増量していたのではないかとか、色々なごまかしがあったらしいとの報道がされていますが、特に加工された食品では味付けなどもされているので、原材料に何が使われているかなど消費する側では見つけるのが難しいと思います。もちろんこのような商品を作る業者は論外ですが、消費する側があまりにも加工食品に頼ってしまうこと、さらにとにかく安ければ飛びつくという姿勢にも問題があるのではないでしょうか。もしかしたらこのようなことは氷山の一角なのかもしれません。結局その原因は元をたどると、共稼ぎがあたりまえになって、皆が忙しくて、素材から手作りの料理を作る時間が無いということかと思います。お金優先の時代になって、その代償として失ったものは本当に多いのだなあとつくづく思います。それにしても今度は農水省の役人が情報が上がってきているのに摘発しなかったようですが、厚生省の役人もそうですが、役人は、仕事をしないで給料をもらうことが嬉しいとしたら相当に精神が蝕まれていますね。