先日、アメリカで留学のお仕事をしている方と話をしましたが、留学斡旋業者サクシーオの倒産で、秋からアメリカへ留学する予定だった人で、払い込んだお金が留学先の大学に支払われていなくて困っている人がいるそうです。

Googleで”サクシーオ”で探したら、株式会社サクシーオ 破産管財人のホームページと言うのが見つかりました。以前は株式会社サクシーオのホームページだったようで、GoogleやYahooの検索エンジンのキャッシュにはこのサイトの以前のページ内容が残っていました。

帝国データバンクのサイト(帝国データバンク:株式会社サクシーオ 破産手続き開始決定受ける)によると負債8億3200万円とありました。大阪や名古屋など8か所に支店もあったようですから、被害者の数はかなりなものになると思います。

最近、アメリカの大学を卒業した知人の娘さんが、アメリカの就職フォーラムで見つけた日本の大手企業へ就職したとうかがいました。キャリアフォーラムネットのボストンで行われる、ボストンキャリアフォーラムのページの参加企業リストを見たら、日本の大手企業の名前が沢山掲載されていました。

日本では就職できない大学生が多いようですが、不景気の影響だけでなく企業側の欲しい人材と日本の大学生のレベルとのミスマッチが原因ではないでしょうか? 日本の大学を卒業しても日常英会話すら話せないレベルの人が多いですから。
カンブリア宮殿で、就職率100%の大学として、秋田の「国際教養大学」が紹介されていましたが、企業が採用するのは専門学部の学力だけでなく、語学力がキーになっていると思います。

最近は中国や韓国からの留学者数は増加しているのに、日本人留学生は減少してしまっているようです。このようなことが原因で、益々減少しないことを祈ります。

公的なお金での救済は無理でしょうが、夢を抱いて留学を目指していた若者がこのような業者のせいで挫折してしまわないことを祈ります。
参考:ARC:西日本・東日本留学センター倒産で泣き寝入りの方へ