msn産経ニュース:2号機の汚染水拡散防止狙い、海にフェンス設置を検討 保安院
相変わらすこのような、「放射能汚染測定値(??シーベルト)ですが人体には問題ありません」の報道と、後手後手に見える対策の発表を繰り返しています。
これを繰り返していては現地へ戻れると思っていた住民には将来展望が持てません。

大前健一さんが
Youtube:地震発生から1週間 福島原発事故の現状と今後(大前研一ライブ579)
で早々と現状と将来の分析をかなり正確に行っていますが、このような現状分析と先の見える予測を行った上での、先手を取った対策が必要です。

NEWSポストセブン:原子力安全委員 最短週10分の会議出席で年収1650万円
と言った記事もありますが、こう言う時こそ高給をもらっている専門家が頭を使う時です。

私も政府の発表のように、現在のレベルの放射能汚染では人体への影響は少ないだろうと思いますが、世界レベルでの風評被害の方が大きく、輸出やイベント中止などに被害が及んできています。
ロイター:日産の台湾子会社、日本からの輸入部品を放射線検査へ
日本料理店、大量倒産も=香港
キャンセル相次ぐパシフィコ横浜、震災がコンベンション開催にも影/横浜

放射性廃棄物の最終処分場の無い状態での原発の稼動は、下水道の無い状態での水洗トイレと同じで、今日も稼動している原発が作り続けた放射性廃棄物が溜まって行っています。
政府のトップは、原子力発電を廃止して、地熱発電、太陽エネルギー、バイオエネルギーなどに変換する政策決断を早く下すべきです。
この議論が出る度に、発電コストの問題が指摘されますが、高い目標の方が、発想の大きな転換があって技術者にはやりがいがあります。

優秀な原子力関係の技術者の頭脳を結集して、次世代のエネルギーに挑戦すると言うのも夢のある話だと思います。