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Googleで検索した時に検索キーワードの候補が出て来る機能がありますが、自分の名前で検索すると、犯罪行為を連想させる単語が出てくることにより、被害にあった男性が裁判に訴えた結果、東京地裁仮処分で検索予測差し止め命令がでたにもかかわらず、米グーグルが「日本の法律で規制されない」と言う主張で拒否したようです。
米グーグル:検索予測差し止め命令…東京地裁仮処分

候補キーワードが出てくる機能はサジェスト機能などと呼ばれているようですが、正しい氏名の漢字が分からない時や、地名などの検索で便利に利用させてもらっていますが、組み合わせワードが候補として出てくるのは少しやりすぎではないかと思われます。

試しにGoogle検索で歴代の首相の名前(小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫、野田佳彦)の後にスペースを入れてみると、かなりきわどい候補ワードが出てきました。

Google検索で入力された組み合わせワードをサジェストデータベースとして利用しているようですので、選挙候補者の誹謗中傷に結びつくようなワードを組織的に大量に検索することにより、サジェスト機能で出てくるようにするような手法も可能ではないかと思われます。
反対にGoogle自身に批判的なワードは候補に出てこないようにすることも可能かと思われます。
恐ろしいことです。

中国や韓国のように国産の検索エンジンが広く使われていれば、このような差し止めも国内の法律で可能でしょう。
ネット広告が既に新聞広告を超える巨大産業になっています。
貿易赤字を減らすためにも、今からでも遅くないので、是非、国産で素晴らしい検索エンジンを開発して欲しいものです。