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昨日は銀座 かわの屋さんで開催されている、『親から子へ継ぐ伝統の技〜玉那覇有公・有勝展』での、着物作家 玉那覇有勝さんのトークショーに参加させていただきました。
玉那覇有勝さんは人間国宝 玉那覇有公さんの息子さんです。
玉那覇有勝


紅型染体験のワークショップの後にトークショウが行われていたので、生徒さんの紅型染の様子も拝見することが出来ました。
全工程はとても一日では出来ないので、絹のハンカチでの配色作業の体験を行っていました。
紅型染体験のワークショップ

紅型染体験のワークショップ


完成品。
紅型染体験のワークショップ


会場に紅型染作成過程の概要説明がありましたが、大まかに型置き、配色、二度刷り、隈取り、水元、地染の6工程になります。
その前に原画のデザイン、型紙彫りの作業があります。
紅型染作成の工程


私は浮世絵のように原画デザインの部分と型紙を作成する部分が分業化されていると思っていたのですが、着物作家はどちらも手がけるそうです。

型彫りの下敷にはお豆腐を乾燥させて硬くした物を使用しているそうです。
今のように化学製品の無い時代における道具の工夫に感心させられました。
玉那覇有勝


会場には素晴らしい作品が沢山展示されていました。
紅型染の作成は全て手作業で、同じ作品が決して存在しません。
絵画を身に着けるようで贅沢にも思えますが、子供や孫の世代にも引き継いでいける物を大切にする日本文化は残して行きたいものです。

人間国宝 玉那覇有公 紅型の着物


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