日経に「自動車保有 初の減少」と言う記事が載っていました。「道路整備にも影響」とありました。このような事は以前から分かっていた事で取り立てて新しいニュースではありませんが、やっぱり来たかと言う印象を持ちました。私の回りでも、リタイアした後に車を処分した人がいますが、2007年から毎年200万人以上いる、団塊の世代の定年が始まったのに反して、新成人はその半分くらいしかいないので、車を運転する人はこれからどんどん減って行く事は政治家も役人も分かっているはず。それにもかかわらず、税金をたくさん巻き上げて道路をどんどん作って行くのはだれの目にも限界なのは明らかです。道路を作っている人に支援してもらって、議員になった人が多いので、その見返りとしてお金を流さないといけないのでしょうが。
このままあと何年かして、車を運転しない年寄りだらけの社会になってから、閑散とした高速道路の建設の借金と維持費にどんどんお金を吸い取られていく、そんなゾッとした姿がすぐそこに見えている気がしてなりません。
このままだと、年金も医療も、農業人口削減で食糧も全て連鎖的に雪崩を打って破綻するのが分かっていてるのですが、人口減少は止められないだろうし、移民をドラスティックに受け入れるのも無理だろうし、議員や役人の給料を下げて支出を減らすのもできないでしょうから、破綻の日が来るのを待つしかないのでしょう。怖いような見てみたいような、少し複雑な気持ちです。
NIKKEI NETの記事:自動車保有、初の減少――3カ月連続前年割れに