日経のニュースによると、通信販売市場の2008年度の全国売上高は推定8兆円強と、コンビニエンスストアや百貨店の規模を抜いたようで。00年度に比べて3倍強に膨らんだそうです。
世の中不景気と言うのは間違いで、パラダイムシフトが起こっていると言うことだと思います。

実店舗を商店街に借りて、販売員を雇って販売するより、良い商品は直接取り寄せれば良い訳で、売る方にも買うほうにもメリットがあります。

このような通販を支えているのはIT技術で、
店舗に相当するのがサーバー。
警備員に相当するのがセキュリティーソフト。
商品管理がデータベースソフト。
レジに相当するのが決済ソフト。
電話帳に相当するのが検索エンジン。
などですが、残念なことに、これらのソフト技術はほとんど海外のものです。

数学の強いインド人がアメリカのIT産業の技術者として活躍しているように、理系の教育を充実させないと、世界から置いてきぼりを食ってしまいます。
大学の学科構成も、衰退産業で就職の無い分野などの学科を減らすなどして、大学で学んだ学生がきちっと職業に就けるようにしてほしいものです。高い月謝と、一番頭が働く時期に時間を費やして学んだ知識が役に立たないというのはもったいないことです。教える側ではなく学ぶ側の将来を考えた教育を行って欲しいものです。

通販市場、コンビニ・百貨店抜く 08年度、8兆円強に